トーセングラマー（2004年生、母タシロスプリング）

トーセングラマー（2004年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋グラマーな体」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時6歳）と交配したタシロスプリングが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）スイートファーム。戦績は、中央平地16戦3勝2着2回、地方5戦0勝。主な勝ち鞍は2007年のゆきつばき賞(500万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、スイートファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、スイートファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、島川隆哉によって1,470万円で落札された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

12月16日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のイチゴイチエに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2007年）

1月8日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳500万下の呉竹賞（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ヴィヴァチッシモにクビ差交わされて2着となった。

5月13日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く持ち堪えて、最後は2着のワイルドイリーガルをハナ差振り切って優勝

6月3日、中2週で迎えた5戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳1000万下のあじさいステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月13日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ7着に沈んだ。

10月28日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は木幡初広騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたテンイムホウ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

11月4日、連闘で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のフルーツラインカップ（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（5戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4歳（2008年）

11月15日、約12か月半の休養明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（6戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

12月20日、中4週で迎えた12戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマイディスカバリーに2馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

5歳（2009年）

1月4日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

4月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて15着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた16戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鏑矢特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。16着に敗れた。

6月10日、中5週で迎えた17戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定Jpn3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

7月16日、中4週で迎えた18戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のオッズパークグランプリ2009（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

8月26日、中5週で迎えた19戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、4着を確保した。

9月10日、中1週で迎えた20戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の長月賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた21戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。