リンクマン（1991年生、母ロージズフオアママ）

リンクマン（1991年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時6歳）と交配したロージズフオアママが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地22戦3勝2着1回、地方5戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1996年の下北半島特別(500万下)。

経歴

デビュー前

矢野進厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

10月10日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月20日、中2週で迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月19日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

3歳（1994年）

5月22日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入った。

6月4日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪脚を爆発させて、最後は2着のタイハクジャパンに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（1995年）

5月20日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、5歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦0勝）。17頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（東京芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（6戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

7月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、5歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

5歳（1996年）

2月11日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた11戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（3戦1勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

2月19日、連闘で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコンサートチーフを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月3日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた14戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた15戦目は、マルチマックス特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は木幡初広騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったエビスハクラクから2馬身差の2着に敗北した。

4月7日、連闘で迎えた16戦目は、平目孝志騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に敗れた。

8月11日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のキョウワコマンドーをハナ差振り切って久方ぶりの実戦をモノにした。

8月25日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアサカダラスをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

9月14日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のHTB杯（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月21日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の駒ケ岳特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（7戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（8戦0勝）。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、5着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（9戦0勝）。17頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

6歳（1997年）

10月25日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般A（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったリアルマスターズからクビ差の2着となった。

11月10日、中1週で迎えた25戦目は、一般A（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のリアルマスターズに1馬身半の差をつけて4勝目を掴み取った。

11月24日、中1週で迎えた26戦目は、地方重賞の北上川大賞典（盛岡ダート2500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村松学騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

7歳（1998年）

5月23日、約6か月の休み明けで迎えた27戦目は、一般A（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村松学騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。