オールインジアクト（1987年生、母Twisp）

All in the Act

1987.03.25

オールインジアクト（1987年3月25日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のGolden Act（当時11歳）と交配したTwispが16歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地8戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

伊藤修司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

12月2日、デビュー戦はP.エデリー騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は406kg。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた2戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

3歳（1990年）

1月7日、中2週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、4着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したモガミマラウイに半馬身届かず2着に敗北した。

2月10日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったエビスペガサスにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月3日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキタノムスメに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月17日、中1週で迎えた7戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

4月15日、中3週で迎えた8戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。