ダイナリーガル（1983年生、母レデイフランダーズ）

ダイナリーガル（1983年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヴアイスリーガル（当時17歳）と交配したレデイフランダーズが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地16戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1986年の袖ケ浦特別(400万下)。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

2月2日、デビュー戦は4歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。鞍上は伊藤正徳騎手。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

2月15日、4歳新馬（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤正徳騎手。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

8月31日、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤正徳騎手。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウマッハに約12馬身の大差をつけて勝利を掴んだ。

9月6日、4歳以上400万下の八雲特別（函館芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤正徳騎手。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

9月21日、4歳以上400万下の袖ケ浦特別（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤正徳騎手。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。端に立つ形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のボーカルラインに1馬身半の差をつけて勝利を収めた。

10月18日、4歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で伊藤正徳騎手。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

11月2日、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で伊藤正徳騎手。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

11月15日、ハンデ戦で4歳以上900万下の磐梯山特別（福島芝2000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で伊藤正徳騎手。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

11月29日、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は鈴木寿騎手。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤサカシンゲキから1馬身半差の2位に入線したが、その後失格となった。

4歳（1987年）

8月23日、4歳以上400万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

9月5日、4歳以上400万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたシマノハーレー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

9月12日、4歳以上400万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミスビビアンを異次元の末脚で半馬身差し切ってトップでゴールインした。

10月18日、ハンデ戦で4歳以上900万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉沢宗一騎手。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

11月1日、4歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤暢康騎手。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

12月5日、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は菊川正達騎手。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

12月20日、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊川正達騎手。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。