アスカノカグラ（1989年生、母シャロナクイン）

アスカノカグラ（1989年3月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラユタカオー（当時7歳）と交配したシャロナクインが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地17戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1992年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

坪正直厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

2月29日、デビュー戦は山田和広騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。馬体重は470kg。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

4月4日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田和広騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったランドアイドルに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月14日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったワカサトウコーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月27日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は山田和広騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

8月8日、中5週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（函館芝1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（函館芝1000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山田和広騎手（7戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のニホンピロサクラをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

9月26日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下の洞爺湖特別（函館芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山田和広騎手（8戦1勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

10月25日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田和広騎手（9戦1勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

11月14日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田和広騎手（10戦1勝）。18頭立ての18番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では全く伸びず17着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田和広騎手（11戦1勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

12月6日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山田和広騎手（12戦1勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で山田和広騎手（13戦1勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

4歳（1993年）

1月16日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で山田和広騎手（14戦1勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。