ブルーヒーロー（2006年生、母コンサートクィーン）

ブルーヒーロー（2006年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシーロ（当時9歳）と交配したコンサートクィーンが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はマル善橋本牧場。戦績は、地方17戦3勝2着5回。2009年の東京ダービー(S1)で2着に入った他、2009年の黒潮盃(S2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

足立勝久厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2008年）

10月3日、デビュー戦は真島大輔騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は483kg。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るブラックシンフォニを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月4日、中4週で迎えた2戦目は、2歳戦の葉牡丹特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヴァルダマーナを途轍もない末脚で半馬身差し切って2勝目をつかんだ。

12月1日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦の雷鳥特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサザンクロスラリーを差し切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3歳（2009年）

3月30日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若草特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマルハチフォレストをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

4月15日、中1週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、伸びてきたサイレントスタメン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月6日、中2週で迎えた6戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳S3の東京湾カップ（船橋ダート1700m 小雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた7戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（3戦2勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったサイレントスタメンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

8月12日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったツクシヒメに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月8日、中3週で迎えた9戦目は、3歳S3の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったブルーラッドに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月29日、中6週で迎えた10戦目は、良月特別（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

12月2日、中4週で迎えた11戦目は、S3の勝島王冠（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（7戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

5歳（2011年）

1月28日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、立春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

3月3日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、ハンデ戦のブラッドストーン特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

4月14日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の箱根町特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤江渉騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の卯月特別（浦和ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤江渉騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた16戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の皐月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の大磯町特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。