タガノハルカゼ（2001年生、母スプリングシャワー）

タガノハルカゼ（2001年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋春風」。毛色は芦毛。種牡馬のタマモクロス（当時17歳）と交配したスプリングシャワーが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ムラカミファーム。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ムラカミファームから「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場され、八木良司によって892.5万円で落札された。

小原伊佐美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

9月6日、デビュー戦は小原義之騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

11月8日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

12月14日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で小原義之騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたミラクルチャージ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

12月27日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小原義之騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

3歳（2004年）

1月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小原義之騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志で渋太く粘り込んで、最後は2着のメイショウオオナミをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

1月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳オープンの若駒ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小原義之騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下の梅花賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小原義之騎手（7戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

2月29日、中2週で迎えた9戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で小原義之騎手（8戦1勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で小原義之騎手（9戦1勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下（阪神芝2500m 雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で小原義之騎手（10戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。