ニシノキヨハ（2022年生、母ウェイクアップマギー）

ニシノキヨハ（2022年3月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時21歳）と交配したウェイクアップマギーが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2025年のSAGAリベンジャーズ×ドリームシリーズ。

経歴

デビュー前

千葉直人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

7月13日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

9月1日、中6週で迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

10月13日、中5週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

12月21日、中9週で迎えた4戦目は、長浜鴻緒騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

3歳（2025年）

3月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長浜鴻緒騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

5月11日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のSAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた7戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のSAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた8戦目は、長谷川蓮騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のSAGAリベンジャーズ×ドリームシリーズ（佐賀ダート900m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のシエルルビーに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月26日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のSAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長谷川蓮騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

7月13日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の的場文男来場記念（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で長谷川蓮騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したパイソンを差し切れず、1馬身差の2着となった。

8月16日、中4週で迎えた11戦目は、一般C2 18（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長谷川蓮騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた12戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で長谷川蓮騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゼンブママノセイを次元の違う末脚で半馬身差し切って2勝目を奪取した。

9月20日、中2週で迎えた13戦目は、林悠翔騎手を鞍上に迎えて、一般C2 11（佐賀ダート1300m 小雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた14戦目は、勝尾城賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は長谷川蓮騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた15戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、さがけいば×ウエストうどん賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた16戦目は、博多和牛杯（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は長谷川蓮騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

11月9日、連闘で迎えた17戦目は、松本圭世さん来場記念（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川蓮騎手（7戦2勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。