ホウオウバローロ（2021年生、母ホウオウパフューム）

ホウオウバローロ（2021年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+イタリアの村名」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時13歳）と交配したホウオウパフュームが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地12戦0勝2着3回、地方4戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2024年の3歳。

経歴

デビュー前

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

10月21日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー東京（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

11月19日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦の2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮したが、4着に終わった。

3歳（2024年）

7月13日、約8か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では全く伸びず13着に敗れた。

9月18日、中9週で迎えた4戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブリージョドラードに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月3日、中1週で迎えた5戦目は、一般C14（名古屋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したクライミーアリバーを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

10月18日、中1週で迎えた6戦目は、一般C12（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るパワーマックィーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月8日、中6週で迎えた7戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた8戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

4歳（2025年）

1月26日、中3週で迎えた9戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

3月2日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤新騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた12戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

4月17日、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ卯月賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

7月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた14戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたアイウィル決め手に屈して半馬身差の2着となった。

7月20日、連闘で迎えた15戦目は、舟山瑠泉騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったオカメノコイにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は鷲頭虎太騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、勝ったディアウスにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

2024年7月20日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。