ヴァークスティ（2020年生、母トランプクイーン）

ヴァークスティ（2020年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より+お茶」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時11歳）と交配したトランプクイーンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者はチャンピオンズファーム。主な勝ち鞍は2023年のバレットおつかれ特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、チャンピオンズファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、本間茂によって880万円で落札された。

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

8月7日、デビュー戦は横山琉人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山琉人騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

10月8日、中6週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で横山琉人騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で横山琉人騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた5戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

11月27日、連闘で迎えた6戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山琉人騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

3歳（2023年）

1月29日、中8週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山琉人騎手（5戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

2023年2月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

2月26日、中3週で迎えた8戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のバレットおつかれ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアルベロに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月12日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上瑛太騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で井上瑛太騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた11戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のゴーギャンに1馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

4月29日、中2週で迎えた12戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（高知ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

5月20日、連闘で迎えた14戦目は、阿部基嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の山桃特別（高知ダート1800m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた15戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の佐々連尾山特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は塚本雄大騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた17戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のファイナルレース（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

9月18日、中8週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた18戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた19戦目は、たみや記念特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で林謙佑騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた20戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で林謙佑騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3 15（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で林謙佑騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

4歳（2024年）

2月20日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は井上瑛太騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

2月28日、連闘で迎えた23戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は塚本雄大騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

3月6日、連闘で迎えた24戦目は、徳島県阿波尾鶏特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は阿部基嗣騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた25戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（2戦1勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

3月27日、連闘で迎えた26戦目は、一般C3 11（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（3戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた27戦目は、一般C3 19（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は林謙佑騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったブライトフラッグに詰め切れず、3馬身差の2着となった。