アップリバー（2018年生、母クイーンビーⅡ）

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、平田修によって3,348万円で落札された。

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

6月7日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は486kg。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したジュラメントを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた4戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したカトルショセットにアタマ差届かず2着に甘んじた。

12月12日、中2週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡巧也騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

3歳（2021年）

2月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で木幡巧也騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で木幡巧也騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のノアファンタジーに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月19日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で木幡巧也騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って11着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で木幡巧也騎手（7戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

9月18日、中9週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で木幡巧也騎手（8戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた13戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したハギノオーロにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月23日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアシタバを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を挙げた。

4歳（2022年）

1月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスのテレビ山梨杯（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

5月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、フィアスプライドに3/4馬身交わされて2着となった。

8月13日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの新発田城特別（新潟芝1400m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

9月4日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

12月3日、約3か月の休養明けで迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの鹿島特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（9戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスのベストウィッシュカップ（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

5歳（2023年）

1月9日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（7戦1勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

3月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って14着に終わった。

6月17日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのSTV杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヴィアドロローサに2馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

7月1日、中1週で迎えた26戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上3勝クラスのTVh賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦1勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

10月21日、約3か月の休養明けで迎えた28戦目は、3歳以上3勝クラスの北陸ステークス（新潟芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて18着に終わった。