メイショウユリシス（2017年生、母フェスティヴレディ）

メイショウユリシス（2017年3月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+オオルリアゲハの学名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時14歳）と交配したフェスティヴレディが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は北星村田牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北星村田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって324万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、松本好隆によって1,512万円で落札された。

高橋亮厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

6月8日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は464kg。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

8月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のオウケンラブキセキを半馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2020年）

1月13日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳1勝クラス（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

2月8日、中3週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

2月29日、中2週で迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

4月18日、中6週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（阪神芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したグリンデルヴァルトを差し切れず、2馬身差の2着となった。

5月31日、中5週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

7月4日、中4週で迎えた9戦目は、服部寿希騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/不良）に49kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

9月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

10月31日、中2週で迎えた12戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のゼツエイを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

11月21日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの瀬戸内海特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦1勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

4歳（2021年）

2月20日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの紫川特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず10着に敗れた。

3月21日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラスの豊中特別（阪神芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

3月27日、連闘で迎えた16戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの千種川特別（阪神芝1200m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は鮫島克駿騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

7月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの戸畑特別（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた19戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの雲仙特別（小倉芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての13番人気で大外17番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

9月26日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの知多特別（中京芝1200m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

5歳（2022年）

2月6日、約4か月半の休養明けで迎えた21戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

8月7日、約6か月の休み明けで迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラスの驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月15日、中9週で迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラスの飛翼特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月23日、連闘で迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラスの北摂特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（4戦1勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

2022年11月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。