ヴィヴィアナガール（2015年生、母ユウアールシー）

ヴィヴィアナガール（2015年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「『活発』の意味を持つ女性名＋少女。元気いっぱいの少女」。毛色は芦毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時16歳）と交配したユウアールシーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は長谷川一男。主な勝ち鞍は2019年の佐布里池特別(一般C1)。

経歴

デビュー前

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

11月3日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

3歳（2018年）

2月17日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた4戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

5月13日、中6週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1400m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は三津谷隼人騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

7月22日、中9週で迎えた7戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

9月5日、中5週で迎えた8戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサルビア賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた9戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のストームユニバンスに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2019年）

1月2日、中1週で迎えた10戦目は、尾張名古屋杯（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

1月15日、中1週で迎えた11戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダンスドリーマーに9馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月1日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のアーキトレーヴを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

2月15日、中1週で迎えた13戦目は、佐布里池特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸山真一騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のリーゼロッテをアタマ差振り切って4勝目を手にした。

3月1日、中1週で迎えた14戦目は、本宮山特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で丸山真一騎手（5戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6月2日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく16着に終わった。

11月9日、約5か月半の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は三津谷隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

5歳（2020年）

1月12日、中8週で迎えた17戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

2月19日、中4週で迎えた18戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、下萌賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴェリートレビアンに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月6日、中1週で迎えた19戦目は、雪間草賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた20戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた21戦目は、一般C9（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で筒井勇介騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るランタンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて優勝

10月23日、約7か月の休み明けで迎えた22戦目は、時雨月特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で筒井勇介騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた23戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で筒井勇介騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったルーサーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月20日、中1週で迎えた24戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で筒井勇介騎手（6戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のプレベールに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月4日、中1週で迎えた25戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、初雪特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた26戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（7戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったエイシンソプラノにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

6歳（2021年）

1月23日、中4週で迎えた27戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 27（佐賀ダート1300m 雨/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

2月20日、中3週で迎えた28戦目は、ドリームシリーズ（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエイシンオリンピアに2馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

3月7日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で長田進仁騎手（3戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコスモユニックに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

4月4日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で長田進仁騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で長田進仁騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた33戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-7（佐賀ダート1300m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた34戦目は、橘月賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は長田進仁騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。