ワンダーヴァレッタ（2016年生、母イムディーナ）

ワンダーヴァレッタ（2016年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部+マルタの地名。驚きのヴァレッタ」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時21歳）と交配したイムディーナが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村上牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、森本スティーブルによって324万円で落札された。2歳のとき、森本スティーブルから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

10月27日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月11日、中1週で迎えた2戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた4戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、5着に入り込んだ。

3歳（2019年）

1月14日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

2月3日、中2週で迎えた6戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月2日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月24日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、5着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた9戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のペイシャラトゥールを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月30日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルブーツ特別（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

11月17日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた11戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート2400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

4歳（2020年）

8月2日、約7か月半の休養明けで迎えた13戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

8月8日、連闘で迎えた14戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

5歳（2021年）

2月14日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

4月1日、中6週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた16戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、マルチスター特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

5月25日、中7週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた17戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、フォーマルハウト賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた18戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、ウルド賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

7月7日、中2週で迎えた19戦目は、天の川賞（川崎ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた20戦目は、「3密」避けて三浦へ!賞（川崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤本現暉騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

8月29日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた21戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、メリッサ賞（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた22戦目は、古岡勇樹騎手を鞍上に迎えて、ポルックス賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

11月7日、中6週で迎えた23戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、一般C3 21（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

11月21日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3-20（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石本純也騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

12月19日、中3週で迎えた25戦目は、一般C3-20（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石本純也騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したベルベデールに半馬身届かず2着に敗北した。

6歳（2022年）

1月12日、中2週で迎えた26戦目は、木村直輝騎手を鞍上に迎えて、一般C3 17（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したモズキタマサケンジに半馬身届かず2着となった。

1月25日、中1週で迎えた27戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村直輝騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。