ビップデヴィット（2015年生、母ビップピュアレディ）
Vip David
2015.04.05
ビップデヴィット（2015年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ヘブライ語で『愛される者』の意味を持つ人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のキングズベスト（当時18歳）と交配したビップピュアレディが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上1勝クラス。
経歴
デビュー前
清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2017年）
9月17日、デビュー戦は荻野極騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り 曇/稍重）に出走。馬体重は470kg。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。
10月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったオノリスに詰め切れず、5馬身差の2着となった。
10月9日、連闘で迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のクリノカポネに6馬身の差をつけて未勝利戦を制した。
3歳（2018年）
5月6日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。
5月19日、中1週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。
6月9日、中2週で迎えた6戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。
9月23日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では電光石火の末脚を披露し、5着に入り込んだ。
10月7日、中1週で迎えた8戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着を確保した。
12月1日、中7週で迎えた9戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。
4歳（2019年）
8月17日、約8か月半の休み明けで迎えた10戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。
9月7日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。
9月21日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。
5歳（2020年）
1月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。
1月13日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤井勘一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。
4月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のジェイケイエースに5馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。
12月6日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた16戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの舞浜特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。
6歳（2021年）
2月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。
3月6日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。
5月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた19戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。
6月19日、中2週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。
7月18日、中3週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。
9月20日、中8週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐雄祐騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。6着に敗れた。
10月16日、中3週で迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐雄祐騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。
11月6日、中2週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐雄祐騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイキフロリゼルから2馬身差の2着に敗北した。
2021年11月11日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。