テイエムダッシュ（1999年生、母ビンゴアズサ）

テイエムダッシュ（1999年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時10歳）と交配したビンゴアズサが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）岡本牧場。戦績は、中央平地15戦1勝2着1回、地方14戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

9月30日、デビュー戦は宝来城多郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3歳（2002年）

1月14日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着を確保した。

1月26日、中1週で迎えた4戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた5戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月24日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、ローランカテドナルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月3日、中5週で迎えた9戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナムラテンニョを目の覚めるような末脚でハナ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

5月12日、連闘で迎えた10戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって8着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

6月29日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（5戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた13戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、蘇水峡特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったスターキングマンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

8月10日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（6戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

11月30日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（7戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた16戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に終わった。

4歳（2003年）

2月20日、中8週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた17戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた18戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、ビー&ハニー賞（姫路ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上A2（姫路ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

3月27日、連闘で迎えた20戦目は、スプリングウインド特別（姫路ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は廣瀬航騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上A3（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上A2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（3戦0勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい6着に終わった。

5月15日、中0週で迎えた23戦目は、南光ひまわりの郷特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で廣瀬航騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月27日、中1週で迎えた24戦目は、山崎さつき特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で廣瀬航騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた25戦目は、谷川真生騎手を鞍上に迎えて、時のふるさと明石特別（園田ダート1700m 雨/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた26戦目は、ゆかたの似合う城崎温泉特別（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で谷川真生騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

8月11日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、一般B1-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた28戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた29戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず11着に終わった。