アサクサシンガー（1985年生、母マリーサンキスト）

アサクサシンガー（1985年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアンバーシャダイ（当時8歳）と交配したマリーサンキストが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は沖田繁。戦績は、中央平地27戦1勝2着2回、地方10戦0勝。主な勝ち鞍は1988年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

梶与四松厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

1月31日、デビュー戦は宮田仁騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は420kg。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮田仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

10月2日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、徳吉一己騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したローベルポリスを差し切れず、2馬身差の2着となった。

10月16日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉一己騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、オオシマソブリンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月29日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉一己騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のサマースキーに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月12日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下の摺上特別（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で徳吉一己騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた7戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は宮田仁騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

4歳（1989年）

1月16日、中3週で迎えた9戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は徳吉一己騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

2月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉一己騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上400万下の小石原特別（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉一己騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で徳吉一己騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で徳吉一己騎手（8戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

4月23日、中3週で迎えた14戦目は、菊川正達騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り小雨/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

5月6日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上400万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊川正達騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

6月11日、中4週で迎えた16戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

7月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上400万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊川正達騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

7月30日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた19戦目は、4歳以上400万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊川正達騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上400万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊川正達騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

11月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、横田雅博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（東京ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横田雅博騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は宮田仁騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

12月16日、連闘で迎えた24戦目は、関野弘行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

5歳（1990年）

1月5日、中2週で迎えた25戦目は、平目孝志騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、3着を確保した。

1月27日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平目孝志騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で平目孝志騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

5月30日、約3か月半の休養明けで迎えた28戦目は、工藤勉騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月27日、中7週で迎えた29戦目は、舞木強騎手を鞍上に迎えて、一般A2 B1（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた30戦目は、一般A2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で舞木強騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月18日、中4週で迎えた31戦目は、一般A2（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で舞木強騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた32戦目は、久保田政弘騎手を鞍上に迎えて、B1（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月29日、中5週で迎えた33戦目は、一般A2 B1（高崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は舞木強騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6歳（1991年）

3月6日、約3か月の休み明けで迎えた34戦目は、一般B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で舞木強騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月17日、中5週で迎えた35戦目は、一般B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で舞木強騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた36戦目は、一般B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で舞木強騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月13日、中5週で迎えた37戦目は、奈良忠廣騎手を鞍上に迎えて、一般B1 B2（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。