ハッピーモーメント（2010年生、母アドマイヤハッピー）

ハッピーモーメント（2010年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「幸せの瞬間」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時8歳）と交配したアドマイヤハッピーが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2017年の目黒記念(ハンデG2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額6,000万円（150万×40口）で一口馬主が募集された。

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

11月18日、デビュー戦はR.ムーア騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/重）に出走。馬体重は472kg。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のピュクシスをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2013年）

1月6日、中6週で迎えた2戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた3戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

9月28日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったフーラブライドにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月19日、中2週で迎えた7戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したロッカデバルディにハナ差届かず2着に甘んじた。

11月3日、中1週で迎えた8戦目は、M.バルザローナ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

4歳（2014年）

3月22日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のトルストイを3/4馬身振り切って休み明けの一戦を制した。

4月19日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の蓬莱峡特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

10月5日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた12戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の伊達特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したコウエイワンマンにハナ差届かず2着に甘んじた。

11月24日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上はM.バルザローナ騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、6着に終わった。

5歳（2015年）

2月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のコーラルタワーをアタマ差振り切って3勝目を獲得した。

3月1日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の富里特別（中山芝1800m 雨/良）に出走。鞍上はA.シュタルケ騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた16戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の須磨特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

8月8日、約4か月半の休養明けで迎えた17戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の阿賀野川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

9月5日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の弥彦特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

6歳（2016年）

1月30日、約5か月の休み明けで迎えた19戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の稲荷特別（京都芝2000m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るハッピーウィルスを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて休み明けの一戦を制した。

2月13日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の飛鳥ステークス（京都芝1800m 外回り雨/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（4戦2勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

4月17日、中8週で迎えた21戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の難波ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた22戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の下鴨ステークス（京都芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。17頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

8月20日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったヴォルシェーブにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

9月18日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上1600万下のレインボーステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のオクトーバーステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったトーセンバジルにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

12月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、3歳以上1600万下のグレイトフルステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

7歳（2017年）

2月5日、中5週で迎えた27戦目は、4歳以上1600万下の早春ステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で津村明秀騎手（4戦0勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと末脚を伸ばして、最後は2着のラヴィエベールに1馬身1/4の差をつけて5勝目をゲットした。

5月6日、約3か月の休養明けで迎えた28戦目は、メトロポリタンステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で津村明秀騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月3日、約3か月半の休み明けで迎えた30戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。17頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

10月9日、中4週で迎えた31戦目は、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい15着に敗れた。

11月5日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は津村明秀騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい10着に終わった。

8歳（2018年）

2月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた33戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（7戦1勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

5月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた34戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、メトロポリタンステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた35戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバテてしまい15着に終わった。

13着に終わった。