オーエンズテソーロ（2019年生、母スリーアフロディテ）

オーエンズテソーロ（2019年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「アメリカの河川+冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のラブリーデイ（当時9歳）と交配したスリーアフロディテが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は新井牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、新井牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、了德寺健二ホールディングスによって1,375万円で落札された。

加藤士津八厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月16日、デビュー戦は永野猛蔵騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は502kg。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた2戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、4着に入り込んだ。

3歳（2022年）

5月29日、約7か月の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のカリカに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月9日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、勝ったリンクスルーファスにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

11月27日、中6週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

4歳（2023年）

3月25日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4月29日、中4週で迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。

2023年5月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。