オモイデサクラ（2007年生、母トニーズメモリイ）

オモイデサクラ（2007年3月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「思い出桜」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時18歳）と交配したトニーズメモリイが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は川越ファーム。戦績は、中央平地22戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

8月1日、デビュー戦は石神深一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月26日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

11月7日、中5週で迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた5戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

3歳（2010年）

4月11日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入った。

5月2日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた9戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のダイワボニータに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月4日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシャフツレディをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

9月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のゆめ半島千葉国体・千葉大会開催記念（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったブルーミンバーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず11着に敗れた。

4歳（2011年）

1月16日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦2勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

3月6日、中6週で迎えた14戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

4月23日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

9月25日、約5か月の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦2勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

11月20日、中7週で迎えた17戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の笹山特別（新潟芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

12月25日、中4週で迎えた18戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、抜け出したヤマニンボンプアンを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

5歳（2012年）

1月22日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、シュプリームギフトに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月17日、中7週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、6着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

6歳（2013年）

4月14日、約12か月の休養明けで迎えた22戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西村太一騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。