フィリアレギス（2005年生、母キャビアクイーン）

フィリアレギス（2005年4月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のビッグサンデー（当時11歳）と交配したキャビアクイーンが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）市川ファーム。戦績は、地方14戦3勝。2008年の桜花賞(牝S1)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

池田孝厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2007年）

9月14日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は452kg。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサタンゴールドに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月9日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦の小町特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のゲンキチホマレをクビ差振り切って優勝

3歳（2008年）

2月29日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定3歳戦のチューリップ特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のインカローズに1馬身の差をつけて優勝

5月15日、中7週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4歳（2009年）

6月16日、約13か月の休み明けで馬体重を前走からさらに15kg増やして迎えた6戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、夕刊フジ賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた7戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の盛夏特別（浦和ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた8戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、夕凪特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた9戦目は、藤沢宿特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

8月20日、中2週で迎えた10戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の葉月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた11戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の長月特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

10月6日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦のよみうりランド賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定S3のTCKディスタフ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた14戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、川崎宿特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。