フラワーロック（2008年生、母カシオペアレディ）

フラワーロック（2008年3月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「花＋岩」。毛色は鹿毛。種牡馬のアッミラーレ（当時11歳）と交配したカシオペアレディが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）酒井牧場。戦績は、中央平地27戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年のノエル賞(1000万下牝)。

経歴

デビュー前

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

8月1日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では終いが甘くなり、6着に終わった。

10月16日、中7週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、4着に入った。

11月6日、中2週で迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のドナリサに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2011年）

1月10日、中8週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3のフェアリーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた6戦目は、A.クラストゥス騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

5月28日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 小雨/重）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた10戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

7月30日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

9月11日、中5週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

10月9日、中3週で迎えた13戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のエイコオウイングをアタマ差振り切って2勝目を掴み取った。

11月19日、中5週で迎えた14戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

12月17日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のケープタウンシチーをクビ差振り切って3勝目を手中に収めた。

4歳（2012年）

1月15日、中3週で迎えた16戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の初富士ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の負けん気を発揮してゴールまでタレずに走り切り、5着を確保した。

2月4日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の白嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

3月17日、中5週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のガッツで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、伸びてきたドリームバスケット決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4月15日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の春興ステークス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

7月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の大倉山特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

8月19日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の札幌スポニチ賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

10月20日、中8週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって14着に敗れた。

12月2日、中5週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の浜名湖特別（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

12月23日、中2週で迎えた24戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のノエル賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のウインクリアビューをハナ差振り切って4勝目をつかんだ。

5歳（2013年）

1月19日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

3月16日、中7週で迎えた26戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

4月14日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上1600万下の春興ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦1勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。