タマモアモーレ（2015年生、母チャームダンス）

タマモアモーレ（2015年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋愛（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時19歳）と交配したチャームダンスが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前田牧場。2018年の昇竜ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

7月15日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

8月27日、中5週で迎えた2戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクワトロダッシュに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2018年）

1月20日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。果敢に端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のフェリーチェに5馬身の差をつけて休養明けの一戦を制した。

3月11日、中6週で迎えた4戦目は、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたメイショウヒサカタ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4歳（2019年）

11月3日、約20か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの西郷特別（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり16着に敗れた。