モンロー（2014年生、母ニフティハート）

モンロー（2014年5月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時16歳）と交配したニフティハートが18歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地16戦2勝、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2018年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、カナヤマホールディングスによって2,160万円で落札された。

飯田祐史厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

7月3日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は428kg。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

9月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のスマートニンバスに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月5日、中6週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳500万下の白菊賞（京都芝1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦1勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

3歳（2017年）

2月5日、中9週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

10月1日、約6か月半の休養明けで迎えた8戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり16着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

11月4日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

4歳（2018年）

1月13日、中9週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のパルトネールを3/4馬身振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

2月11日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で太宰啓介騎手（5戦1勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

6月9日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

7月28日、中6週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

11月6日、中9週で迎えた17戦目は、安房峠特別（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（8戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のカラカに2馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

12月30日、中7週で迎えた18戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、一般B2五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に敗れた。

5歳（2019年）

2月4日、中4週で迎えた19戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、春麗賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って12着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた20戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、啓蟄賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで崩れずに走り抜いたが、ショウサングランドに交わされて2馬身半差の2着となった。