ウインオーシャン（2005年生、母ルックトゥザシー）

ウインオーシャン（2005年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋海」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時10歳）と交配したルックトゥザシーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上C1-5。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額2,200万円（5.5万×400口）で一口馬主が募集された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

12月16日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は532kg。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

3歳（2008年）

5月10日、約5か月の休み明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず6着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月6日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg減らして迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマリンフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

10月4日、中7週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたサマーシルクロード決め手に屈して半馬身差の2着となった。

11月29日、中7週で迎えた6戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

4歳（2009年）

1月24日、中7週で迎えた7戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

2月8日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた9戦目は、スターライト賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアドマイヤレゾンを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月15日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るロードノアールを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

8月23日、約5か月半の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（4戦0勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。

5歳（2010年）

4月18日、約8か月の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（5戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

7月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。