ロータリーリリー（1990年生、母キタノハガクレ）

ロータリーリリー（1990年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のスーパーソロン（当時9歳）と交配したキタノハガクレが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は野村吉成。戦績は、中央平地6戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1992年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

前田禎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

7月4日、デビュー戦は堀井雅広騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

8月16日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では上々の伸びを見せたが、キゴシクインに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

8月30日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は堀井雅広騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたラッキービーン決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

9月19日、中2週で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシュウザンランナーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月4日、中1週で迎えた5戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリッチセブンを3/4馬身差し切って未勝利戦を制した。

10月18日、中1週で迎えた6戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳400万下のアラブ3歳特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。