アラベスクバンブー（1990年生、母フォローバンブー）

アラベスクバンブー（1990年4月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリヴリア（当時8歳）と交配したフォローバンブーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンブー牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

布施正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

2月27日、デビュー戦は安田康彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は410kg。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた3戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた4戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月8日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたハナミコシ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月16日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

7月10日、中7週で迎えた7戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のトウショウバスターをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

7月31日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の日田特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦1勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた10戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

10月24日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は塩村克己騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

11月28日、中4週で迎えた12戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は塩村克己騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

4歳（1994年）

1月22日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（5戦1勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。