グリーンフラッグ（2008年生、母サーストンフラッグ）

グリーンフラッグ（2008年1月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「Ｆ１において安全が確認された時に振られる旗。母名より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時8歳）と交配したサーストンフラッグが19歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）宮内牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方13戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の能登空港利用促進杯(一般C4二)。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,050万円（5.25万×200口）で一口馬主が募集された。

鈴木孝志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

11月21日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

3歳（2011年）

1月8日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

2月27日、中6週で迎えた4戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

4月9日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

7月3日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg戻して迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では脚が残っておらず17着に終わった。

8月28日、中7週で馬体重を前走からさらに26kg増やして迎えた7戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、レイクロードにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2012年）

3月25日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から13kg絞って迎えた8戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、一般C4六（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

4月29日、中4週で馬体重を前走から19kg戻して迎えた9戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、東日本大震災復興支援（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアカギトップヒメに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月27日、中3週で迎えた10戦目は、一般C4四（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた11戦目は、能登空港利用促進杯（金沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のイングヴェイをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

6月24日、中1週で迎えた12戦目は、三方岩岳特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

8月5日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、一般C3三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

8月14日、連闘で迎えた14戦目は、天領祭特別（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で青柳正義騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

9月11日、中3週で迎えた15戦目は、柳田大祭特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で青柳正義騎手（6戦2勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた16戦目は、一般C4三（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で青柳正義騎手（7戦2勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

10月21日、中3週で迎えた17戦目は、一般C4-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で青柳正義騎手（8戦2勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた18戦目は、康を愛して58年記念（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で青柳正義騎手（9戦2勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

12月16日、中5週で迎えた19戦目は、一般C4三（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で青柳正義騎手（10戦2勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。