ダイワコンプリート（2012年生、母ラスリングカプス）

ダイワコンプリート（2012年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋全部そろった」。毛色は鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時11歳）と交配したラスリングカプスが20歳のときに産んだ14番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地11戦1勝、地方12戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

9月7日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず14着に敗れた。

10月26日、中6週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のウインエスパシオをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

11月30日、中4週で迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のベゴニア賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

3歳（2015年）

2月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、5着を確保した。

3月15日、中3週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた6戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に終わった。

5月16日、中5週で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の夏木立賞（東京芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた8戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。17頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

8月15日、中9週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は北村宏司騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

11月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（4戦1勝）。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

11月7日、連闘で迎えた11戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

4歳（2016年）

1月4日、中7週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

1月25日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた13戦目は、「梅の宴」湯河原町町村合併60周年記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた14戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、海神賞（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ノースフォンテンに半馬身交わされて2着となった。

3月2日、中1週で迎えた15戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、クラシックジュニアカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた16戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、陽春特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

3月30日、連闘で迎えた17戦目は、桜草特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

5月13日、中5週で迎えた18戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、クラシックジュニアカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた19戦目は、草笛特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた20戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、ねむの木賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた21戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、伸びてきたアサクサニッポン決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

7月9日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた22戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、レインボーカップターフチャレンジ（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のロケットボールをクビ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

7月24日、中1週で迎えた23戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、レインボーカップ（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、ロケットボールにクビ差交わされて2着に甘んじた。