オビドス（2022年生、母エキスカベイター）

Obidos

2022.05.04

オビドス（2022年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ポルトガルの町名」。毛色は栗毛。種牡馬のAnimal Kingdom（当時14歳）と交配したエキスカベイターが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は有限会社 大原ファーム。主な勝ち鞍は2025年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大原ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、によって円で落札された。

高橋文雅厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

10月19日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

3歳（2025年）

1月12日、中8週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

1月26日、中1週で迎えた4戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入った。

4月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、石神深道騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

5月17日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石神深道騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 雨/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、伸びてきたメイショウアゴナス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月14日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のイフルジャンスに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月17日、中8週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のマンオブノーブルに2馬身半の差をつけて制した。