ユタカヒメ（1993年生、母マリヒサ）

Yutaka Hime

1993.04.20

ユタカヒメ（1993年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラユタカオー（当時11歳）と交配したマリヒサが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）加野牧場。戦績は、中央平地12戦0勝2着1回、地方1戦0勝。

経歴

デビュー前

土門一美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

5月19日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

6月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

11月30日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

4歳（1997年）

1月26日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたマサヒコクイーン決め手に屈してアタマ差の2着となった。

2月8日、中1週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で日吉正和騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入った。

3月1日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で日吉正和騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に敗れた。

3月22日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

8月31日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに42kg増やして迎えた9戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

9月7日、連闘で迎えた10戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

9月23日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、石狩川特別（岩見沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた12戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の勿来特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

10月18日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、5着に入り込んだ。