ノゾミシーザー（1990年生、母カチノボルチカラ）

ノゾミシーザー（1990年2月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のワツスルタツチ（当時7歳）と交配したカチノボルチカラが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）近藤牧場。戦績は、中央平地27戦1勝2着2回、地方10戦1勝。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

谷八郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

12月5日、デビュー戦は山本康二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で山本康二騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

3歳（1993年）

1月6日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本康二騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

1月16日、中0週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本康二騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた5戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したマルフレンドにクビ差届かず2着となった。

2月13日、中1週で迎えた6戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月28日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

6月19日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は山本康二騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のローズオブクラウンを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

7月11日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下のサルビア賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康二騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で山本康二騎手（6戦1勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田原成貴騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

8月22日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は山本康二騎手（7戦1勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月26日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は田原成貴騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったプレシャスウーマンを3/4馬身捉え切れず2着となった。

12月11日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（1994年）

12月18日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（6戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

5歳（1995年）

1月14日、中3週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田原成貴騎手（7戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

2月18日、中4週で迎えた22戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた23戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月26日、中2週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり15着に敗れた。

6月11日、中6週で迎えた26戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

8月10日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、内沢信昭騎手を鞍上に迎えて、なでしこ特別（名古屋ダート1600m 小雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた29戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内沢信昭騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた30戦目は、おみなえし特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内沢信昭騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月28日、連闘で迎えた31戦目は、ききょう特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内沢信昭騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた32戦目は、B1 B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内沢信昭騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた33戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内沢信昭騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のエーコービックに1馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

11月2日、中1週で迎えた34戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、セントポーリア特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた35戦目は、いちょう特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた36戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は内沢信昭騎手（6戦1勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月8日、連闘で迎えた37戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内沢信昭騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。