サヴィ（2014年生、母ヴィヴァヴォーチェ）
Savvy
2014.05.10
サヴィ（2014年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「知る」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のストリートセンス（当時10歳）と交配したヴィヴァヴォーチェが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。2020年のサマーチャンピオン(ハンデJpn3)に勝利した他、2020年の天保山ステークス(オープン)を制するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
中内田充正厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2017年）
2月11日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のスマートダンディーをハナ差振り切って初白星を挙げた。
5月14日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のトウカイシュテルンに2馬身の差をつけて2勝目を挙げた。
6月18日、中4週で迎えた3戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 雨/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。
8月19日、中8週で迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。
11月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、A.アッゼニ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の花背特別（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したインフェルノに半馬身届かず2着となった。
12月2日、中2週で迎えた6戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
4歳（2018年）
5月26日、約6か月の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい15着に敗れた。
9月9日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のグローリーグローリに3馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。
11月11日、中8週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のドンカスターカップ（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（3戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るバレーロを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて4勝目を収める
5歳（2019年）
1月12日、中8週で迎えた10戦目は、4歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（4戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。
2月16日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の河原町ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアディラートに2馬身の差をつけて5勝目をマークした。
6月8日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、天保山ステークス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で藤岡佑介騎手（6戦4勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。
6歳（2020年）
2月16日、約8か月半の休養明けで迎えた13戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、バレンタインステークス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。
3月28日、中5週で迎えた14戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、名鉄杯（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。
6月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、天保山ステークス（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では徐々に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のレッドルゼルを半馬身振り切って久々に白星を挙げた。
8月12日、中8週で迎えた16戦目は、ハンデJpn3のサマーチャンピオン（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のメイショウテンスイを半馬身振り切って初の重賞タイトルを奪取した。
9月22日、中5週で迎えた17戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、Jpn3のオーバルスプリント（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。
12月27日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンのギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（7戦4勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。
7歳（2021年）
3月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、ポラリスステークス（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（8戦4勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、4着に入った。
4月3日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンのコーラルステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（9戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。
5月29日、中7週で迎えた21戦目は、欅ステークス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（10戦4勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。
6月26日、中3週で迎えた22戦目は、天保山ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤岡佑介騎手（11戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。
10月10日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、グリーンチャンネルカップ（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。
10月31日、中2週で迎えた24戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオータムリーフステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。
8歳（2022年）
1月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、’22ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に敗れた。
デビュー前
藤田輝信厩舎（大井）へ入厩。
2月24日、デビュー戦は安藤洋一騎手を鞍上に据えて、梅花賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は475kg。8頭立ての7番ゲートからスタート。競走除外となった。
3月9日、中5週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた26戦目は、S3のフジノウェーブ記念（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。
4月14日、中4週で迎えた27戦目は、柏の葉オープン（船橋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤洋一騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に終わった。
5月10日、中3週で迎えた28戦目は、神田川オープン（大井ダート1600m 内回り 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安藤洋一騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい6着に終わった。
9月20日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた29戦目は、武蔵野オープン（大井ダート1600m 内回り 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤洋一騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。
11月2日、中5週で迎えた30戦目は、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安藤洋一騎手（5戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。
11月15日、中1週で迎えた31戦目は、ノベンバー賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で安藤洋一騎手（6戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。
12月6日、中2週で迎えた32戦目は、ビオラ賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で安藤洋一騎手（7戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。