ポルタトーリ（1997年生、母ブルーサファイア）

ポルタトーリ（1997年4月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時23歳）と交配したブルーサファイアが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は八木明広。戦績は、中央平地15戦0勝2着1回、地方7戦1勝。主な勝ち鞍は2000年の’00ベストスパー特別（4）。

経歴

デビュー前

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

8月7日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は480kg。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

8月22日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

9月18日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

3歳（2000年）

2月17日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の’00ベストスパー特別（2）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着を確保した。

3月8日、中2週で迎えた5戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の’00ベストスパー特別（4）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のケイアイフォーティに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月25日、中1週で迎えた6戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の山桜賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

5月6日、中5週で迎えた7戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた9戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の桐花賞（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。17頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

12月20日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた10戦目は、’00フェイスフルレイン特別（7）（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（1戦1勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

4歳（2001年）

1月14日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。先手を取り、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

1月21日、連闘で迎えた12戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

1月30日、連闘で馬体重を前走から20kg減らして迎えた13戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップバッカス賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた14戦目は、円山川特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月28日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の勝負根性でゴールまで頑張り、4着を確保した。

11月18日、中2週で迎えた16戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に終わった。

5歳（2002年）

2月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から19kg増やして迎えた17戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、マルチスピリット特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

2月21日、中1週で馬体重を前走から27kg絞って迎えた18戦目は、名古屋チャレンジカップキューピット賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。3着に入った。

3月3日、中0週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

3月16日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

4月14日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦し、3着に入った。

4月28日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた22戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で嘉藤貴行騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジヤマスキーからクビ差の2着に惜敗した。