ウォリナーイモン（2006年生、母アイティマーク）

ウォリナーイモン（2006年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコンサートボーイ（当時14歳）と交配したアイティマークが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は坂牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方15戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の3歳。

経歴

デビュー前

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

9月15日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

10月12日、中3週で迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

10月18日、連闘で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

3歳（2009年）

4月8日、約5か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳戦の八重桜賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のミチノクカントリーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

5月3日、中3週で迎えた5戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

5月10日、連闘で迎えた6戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた7戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

6月21日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトキノサミットに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

6月30日、連闘で馬体重を前走から5kg絞って迎えた9戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず3着に敗れた。

7月26日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のペルセウス特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、パワフルウッズに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月29日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のブライティアホームに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2010年）

10月19日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、一般C3六七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮戦したが、キタサンパスポートにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

11月10日、中2週で迎えた14戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のリトルウィングに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月1日、中2週で迎えた15戦目は、一般C3二三（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でA.ムンロ騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアクイタニアを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月30日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2十二十三（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続でA.ムンロ騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（2011年）

1月13日、中1週で迎えた17戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C3四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のラナキラをアタマ差振り切って圧倒的支持に応えた。

2月4日、中2週で迎えた18戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。

4月22日、中8週で迎えた20戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた21戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。