グランドサソリ（1992年生、母トミハヤテエース）

Grand Sasori

1992.03.02

グランドサソリ（1992年3月2日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフェアジャッジメント（当時8歳）と交配したトミハヤテエースが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）冨岡牧場。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

岩元市三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

6月12日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて先頭に躍り出て、最後は2着のハセノアップに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月16日、中4週で迎えた2戦目は、3歳オープン（札幌芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦1勝）。5頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマキシムシャレードに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月21日、中4週で迎えた3戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた4戦目は、山田和広騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのコスモス賞（函館ダート1000m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

3歳（1995年）

3月11日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は本田優騎手（3戦1勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた7戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

5月6日、中2週で迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下のあじさい賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた11戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京芝1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。