オイラセボジョウ（2007年生、母ナエクモ）

オイラセボジョウ（2007年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時10歳）と交配したナエクモが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は北海道大学北方生物圏フィールド科学センター耕地圏ステーション静内研究牧場。戦績は、地方14戦1勝。主な勝ち鞍は2009年の2歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北大研究牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

鬼沢裕充厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2009年）

9月7日、デビュー戦は増田充宏騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は435kg。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のフジコンコルドに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月6日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦のイーバンク銀行賞 Vol.2（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

11月11日、中4週で迎えた3戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S3のローレル賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

12月16日、中4週で迎えた4戦目は、2歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

3歳（2010年）

1月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金子正彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

6月15日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた6戦目は、岩城方元騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

9月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩城方元騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

9月28日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岩城方元騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2十十一（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩城方元騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい6着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2九十十一（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岩城方元騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩城方元騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2九十（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で岩城方元騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

4歳（2011年）

1月7日、中2週で迎えた13戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十六十七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2十三14十五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。