ゼンノセイリュウ（1999年生、母カバリロゼリー）

ゼンノセイリュウ（1999年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時10歳）と交配したカバリロゼリーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）賀張中川牧場。戦績は、地方11戦2勝2着1回。2002年の’02雲取賞で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、賀張中川牧場から「北海道8月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、大迫忍によって735万円で落札された。

矢作和人厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2001年）

12月14日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 晴/不良）に出走。馬体重は522kg。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマトフジエンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（2002年）

2月22日、中7週で迎えた3戦目は、3歳戦のヒヤシンス特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るキクサンスキーを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

3月19日、中3週で迎えた4戦目は、3歳オープンの’02雲取賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦2勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

5月9日、中6週で迎えた5戦目は、3歳戦の紅ばら特別（大井ダート1790m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

6月15日、中4週で迎えた6戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のあじさい特別（大井ダート1790m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のインパチェンス特別（大井ダート1790m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

4歳（2003年）

3月18日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、若草特別（大井ダート1590m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

4月24日、中4週で迎えた9戦目は、六分儀座特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（6戦2勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったタイヨウラッキーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月11日、中6週で迎えた10戦目は、南風特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

5歳（2004年）

3月15日、約9か月半の休養明けで迎えた11戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。