トーセンゴールド（2002年生、母ハミングチェリー）

トーセンゴールド（2002年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋黄金」。毛色は栗毛。種牡馬のアサティス（当時17歳）と交配したハミングチェリーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）富川牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方10戦1勝。主な勝ち鞍は2006年の一般B2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、島川隆哉によって420万円で落札された。

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

2月20日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。馬体重は492kg。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

7月2日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

7月16日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

8月13日、中3週で迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

10月15日、中4週で迎えた6戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般B1 B2（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた7戦目は、一般B2（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた8戦目は、キリン一番搾り杯（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

12月12日、中3週で迎えた9戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、一般B2（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた10戦目は、千葉淳志騎手を鞍上に迎えて、一般B2（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

4歳（2006年）

1月2日、連闘で迎えた11戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉淳志騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

1月14日、中1週で迎えた12戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般B2（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒメツバキに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月12日、中3週で迎えた13戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた14戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

4月23日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では速い脚を使えず15着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた16戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

7月1日、中5週で迎えた17戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

8月12日、中5週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田中博康騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた19戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、セプテンバースター賞（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

10月25日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルレイン特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

12月5日、中5週で迎えた21戦目は、フェイスフルビット特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。