ホクトノースマン（1989年生、母ホクトカムリ）

ホクトノースマン（1989年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーパスノーセール（当時7歳）と交配したホクトカムリが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北斗牧場。戦績は、中央平地30戦3勝2着2回。1992年のクロッカスステークス(オープン)で2着に入った他、1992年のヒヤシンスステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

秋山史郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

7月20日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1000m 雨/不良）に出走。馬体重は440kg。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のラッキーカードに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月1日、中5週で迎えた2戦目は、2歳G3の新潟3歳ステークス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

10月12日、中5週で迎えた3戦目は、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

11月16日、中4週で迎えた4戦目は、2歳オープンの福島3歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

3歳（1992年）

2月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦1勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月29日、中2週で迎えた6戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大塚栄三郎騎手（5戦1勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、リワードガルソンに3/4馬身交わされて2着となった。

5月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、4歳500万下の八重桜賞（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で大塚栄三郎騎手（6戦1勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下の桐花賞（東京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で大塚栄三郎騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったメジロカンムリにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

7月4日、中4週で迎えた9戦目は、4歳500万下のローズマリー賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で大塚栄三郎騎手（8戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

8月8日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の越路特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で大塚栄三郎騎手（9戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

9月12日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の葛飾特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で大塚栄三郎騎手（10戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

10月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下の里見特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で大塚栄三郎騎手（11戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

10月31日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の久慈川特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で大塚栄三郎騎手（12戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で大塚栄三郎騎手（13戦1勝）。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、6着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は15戦連続で大塚栄三郎騎手（14戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

4歳（1993年）

1月9日、中4週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で大塚栄三郎騎手（15戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

1月30日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で大塚栄三郎騎手（16戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で大塚栄三郎騎手（17戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のブランドフブキに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

3月20日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で大塚栄三郎騎手（18戦2勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の千葉日報杯（中山芝1200m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は20戦連続で大塚栄三郎騎手（19戦2勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって15着に敗れた。

7月25日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で大塚栄三郎騎手（20戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のクインティアラをハナ差振り切って勝利をモノにする

9月6日、中5週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の苗場特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で大塚栄三郎騎手（21戦3勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた23戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の上総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた24戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の山中湖特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

5歳（1994年）

4月23日、約6か月半の休み明けで迎えた25戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の大日岳特別（新潟芝1200m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の朝日岳特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横田吉光騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

6月11日、中4週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（22戦3勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では稟性の敢闘精神でゴールまでタレずに走り切り、4着を確保した。

7月16日、中4週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下の弥彦特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（23戦3勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のNST賞（新潟芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（24戦3勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

9月3日、中4週で迎えた30戦目は、4歳以上900万下の苗場特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（25戦3勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。