バンプレストスワン（1999年生、母Real Jenny）

Vingt Presto Swan

1999.05.10

バンプレストスワン（1999年5月10日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヘネシー（当時6歳）と交配したReal Jennyが20歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地8戦1勝、中央障害2戦0勝、地方6戦4勝。主な勝ち鞍は2001年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

11月11日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は524kg。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘志で渋太く粘り続けて、最後は2着のエルバホをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

12月8日、中1週で迎えた3戦目は、2歳500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた4戦目は、2歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、4着に終わった。

3歳（2002年）

1月19日、中3週で迎えた5戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

11月2日、約9か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（2003年）

7月20日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

7月26日、連闘で迎えた8戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

9月4日、中5週で迎えた9戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般B14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンガトーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

9月16日、中1週で迎えた10戦目は、一般B5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンダーギヴンを別次元の末脚で3/4馬身差し切って3勝目を挙げた。

9月29日、中1週で迎えた11戦目は、陣屋特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のラッキーアンサーに4馬身の差をつけて4勝目を手にした。

10月12日、中1週で迎えた12戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、ミルクカップ（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

5歳（2004年）

8月22日、約10か月半の休養明けで迎えた13戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月12日、中4週で迎えた15戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のソレユケヘイローに約11馬身の大差をつけて勝利をモノにする

10月26日、中1週で迎えた16戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、南淡・淡路人形特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。