オーソリティバイオ（2004年生、母オーベルゲイド）

オーソリティバイオ（2004年2月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「権威＋冠名」。毛色は芦毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時12歳）と交配したオーベルゲイドが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地4戦2勝。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、バイオによって2,677.5万円で落札された。

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

8月20日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るニシノプライドを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2008年）

4月13日、約20か月の休み明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

4月27日、中1週で迎えた3戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のピースメーカーに1馬身1/4の差をつけて久々に美酒を浴びた。