テイエムキューバ（2008年生、母フルフリングス）

テイエムキューバ（2008年4月22日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋国名より」。毛色は栗毛。種牡馬のパラダイスクリーク（当時19歳）と交配したフルフリングスが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は日高テイエム牧場（株）。戦績は、中央平地7戦2勝。2010年のひまわり賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小島貞博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

7月17日、デビュー戦は田嶋翔騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（1戦0勝）。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて17番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマサシに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月28日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田嶋翔騎手（2戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のパティオに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3歳（2011年）

6月25日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた4戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた5戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は田嶋翔騎手（3戦2勝）。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。14着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた6戦目は、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 曇/良）に48kgの軽斤量で出走。鞍上は小林慎一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

4歳（2012年）

7月15日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から36kg減らして迎えた7戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の知多特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。