ペプチドヒミコ（2017年生、母ペプチドヒノトリ）

ペプチドヒミコ（2017年4月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+人名より。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時16歳）と交配したペプチドヒノトリが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

武英智厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

5月3日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったストリクトコードにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

5月16日、中1週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝2000m 雨/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

8月2日、中7週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

8月8日、連闘で迎えた5戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

8月30日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

9月27日、中3週で迎えた7戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月18日、中2週で迎えた8戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったアステロイドベルトにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

12月5日、中6週で迎えた9戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの栄特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露し、4着に入った。

12月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの尾張特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

4歳（2021年）

3月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のアラタをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

3月27日、中1週で迎えた12戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったステラドーロに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月18日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝2400m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では稲妻のようなを繰り出したが、3着に終わった。

8月21日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のペイルライダーに7馬身の差をつけて休養明けの一戦を制した。

5歳（2022年）

2月27日、約6か月半の休養明けで迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のノーチラスに1馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を物にした。