カンガルールブタン（2014年生、母コフィーチャン）

カンガルールブタン（2014年3月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のローエングリン（当時15歳）と交配したコフィーチャンが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は貞広賢治。主な勝ち鞍は2017年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、貞広賢治から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、貞広賢治から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、長井純一によって259.2万円で落札された。

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

4月8日、デビュー戦は柴田未崎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は減速してしまい14着に終わった。

6月18日、中9週で迎えた2戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

8月12日、中7週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴田未崎騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のプライムタイムをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

10月7日、中7週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（2戦1勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた5戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

11月25日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（3戦1勝）。18頭立ての18番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって18着に終わった。

4歳（2018年）

3月24日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（4戦1勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

10月14日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の粟島特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず17着に終わった。