アディシオン（2010年生、母クリスマスツリー）

アディシオン（2010年3月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「増加、追加（仏）。勝ち星が増えるように」。毛色は鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時12歳）と交配したクリスマスツリーが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地18戦1勝。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、島川利子によって1,050万円で落札された。10歳のとき、島川利子から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

9月16日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

10月27日、中5週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

3歳（2013年）

2月24日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のペプチドアメジストをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3月23日、中3週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

4月28日、中4週で迎えた6戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の滝桜賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

8月3日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

8月25日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

9月21日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

10月20日、中3週で迎えた10戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた11戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

4歳（2014年）

2月17日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/不良）に出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

4月19日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

7月26日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

10月25日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

12月13日、中6週で迎えた16戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

5歳（2015年）

1月5日、中2週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

2月21日、中6週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は井上敏樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。