メイクサエル（2005年生、母ティニー）

メイクサエル（2005年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「女軍＋Ｌ」。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時9歳）と交配したティニーが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）原口牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方25戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の3歳。

経歴

デビュー前

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

12月9日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

3歳（2008年）

3月22日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

4月27日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で南田雅昭騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

6月21日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

7月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のカゼニナッテを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月14日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山下貴光騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

4歳（2009年）

1月2日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山下貴光騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山下貴光騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山下貴光騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で山下貴光騎手（8戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた14戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のセンゴクカイドウをクビ差振り切って制した。

4月5日、中2週で迎えた15戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は山下貴光騎手（9戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカシノマーシャに4馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

5月17日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（10戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のカルチョビットをクビ差振り切って断然の支持に応えた。

6月7日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（11戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた19戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

6月27日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（12戦3勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（13戦3勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカシノボイスを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

8月29日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホシノクレオパトラに1馬身半の差をつけて5勝目をつかんだ。

9月13日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山下貴光騎手（14戦3勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（15戦3勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（16戦3勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。