ファーストオーサー（2011年生、母イナズマローレル）

ファーストオーサー（2011年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「筆頭著者」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアルデバランⅡ（当時13歳）と交配したイナズマローレルが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）小泉牧場。戦績は、中央平地35戦1勝。主な勝ち鞍は2013年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小泉牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって1,081.5万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、石橋英郎によって945万円で落札された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

7月14日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。17頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエリーフェアリーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

10月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、I.メンディザバル騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

11月3日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の百日草特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

3歳（2014年）

3月9日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

4月6日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

5月3日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

8月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた9戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

4歳（2015年）

2月7日、約5か月の休養明けで迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

3月15日、中4週で迎えた11戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを15番手で通過。直線では脚を伸ばせず17着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた12戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2000m 小雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

5月2日、中3週で迎えた13戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の春日山特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた14戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

7月18日、中8週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

9月6日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（4戦1勝）。18頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では最後まで息が続かず18着に終わった。

10月11日、中4週で迎えた17戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

11月29日、中6週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

5歳（2016年）

5月28日、約6か月の休養明けで迎えた19戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡初也騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

8月28日、中5週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

10月1日、中4週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

12月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

6歳（2017年）

1月22日、中4週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は木幡初也騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

3月12日、中6週で迎えた26戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

4月15日、中4週で迎えた27戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

6月17日、中8週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

7月15日、中3週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

7月22日、連闘で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は木幡初也騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

10月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた31戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は横山和生騎手（3戦0勝）。18頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり18着に終わった。

11月4日、連闘で馬体重を前走から12kg絞って迎えた32戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

12月2日、中3週で迎えた33戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

7歳（2018年）

4月14日、約4か月半の休養明けで迎えた34戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初也騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（6戦0勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。