セリシラオキ（1999年生、母シラオキオウヒ）

セリシラオキ（1999年5月31日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のペンタイア（当時7歳）と交配したシラオキオウヒが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）米田牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、中央障害2戦0勝、地方6戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の一般B16。

経歴

デビュー前

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

2月2日、デビュー戦は谷中公一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。最後は一杯になって16着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた3戦目は、井西泰政騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

4月28日、中7週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で井西泰政騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で井西泰政騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

10月26日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 小雨）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた7戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月29日、中4週で迎えた8戦目は、村井栄治騎手を鞍上に迎えて、一般C14（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るシルクステイタスを鮮やかな末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

4歳（2003年）

1月12日、中1週で迎えた9戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で村井栄治騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るガーネットビコーを次元の違う末脚で半馬身差し切って優勝

1月26日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で村井栄治騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、ポライトワールドにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月6日、中1週で迎えた11戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、一般C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は村井栄治騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた13戦目は、一般B16（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村井栄治騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のロングホウザンに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする