クリンゲルベルガー（2006年生、母ダイイチリカー）

クリンゲルベルガー（2006年2月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「バーデン地域でのリースリングワインの別称」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時9歳）と交配したダイイチリカーが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地26戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,000万円（2.5万×400口）で一口馬主が募集された。

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月8日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホーザンアテナに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月24日、中1週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

3歳（2009年）

1月25日、中8週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサクラミモザを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月22日、中3週で迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた6戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

5月2日、中4週で迎えた7戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

11月8日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

4歳（2010年）

2月6日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中健騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のブルースバローズを半馬身振り切って2勝目を挙げた。

2月21日、中1週で迎えた10戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

3月28日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の三河特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は田中健騎手（2戦1勝）。17頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4月10日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

5月23日、中5週で迎えた13戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1200m 雨/不良）に出走。18頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

6月6日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中健騎手（4戦1勝）。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

7月17日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（5戦1勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

10月23日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、5着に終わった。

11月21日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中健騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

12月25日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の沖の島特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（7戦1勝）。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

5歳（2011年）

3月6日、中9週で迎えた19戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

5月14日、中9週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中健騎手（8戦1勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

10月15日、約5か月の休み明けで迎えた21戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず14着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

11月27日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

6歳（2012年）

3月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で村田一誠騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず13着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦1勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず12着に終わった。